松江に越してきてしばらく工事中だった「古浦西長江線」が2020年11月末に開通していました。日本海側から宍道湖に抜ける新しいルートで、どうやら途中に長ーい「古浦西長江トンネル」がある模様。天気も良い土曜日の午前中にさくっとサイクリングしてきました。
ちなみに「古浦西長江線」ですが、以下の目的で整備されたようです。
大野魚瀬恵曇線古浦西長江工区は、松江市鹿島町古浦から松江市西長江町までのトンネル区間を含む約1.6kmの改築事業で、沿線地域住民の生活道路、原子力災害等の避難路として整備を進めています。
島根県HP 令和2年11月24日(火)古浦西長江線開通式が行われました
市街地を経由せず島根半島へのアクセスが可能となるため、産業、観光の振興も期待されています。
自宅〜宍道湖〜日本海へ
この時期の土日&風のない晴天は久しぶり。サイクリング予定は無かったのですが、こんな日に寝ているのは勿体ない。起きたのは9時と遅かったのですが、急いで準備して9時半過ぎに自宅を出発。
何てことない景色ですがあまりに良い天気なので宍道湖大橋で思わず1枚。『なんて日だ!』
そう言えば急いで出発したため朝ごはん抜きでした。コンビニでゼリーを補給。
太平洋側では当たり前の晴天でも、日本海側に住んでいるとコレだけでも嬉しくなります。
家から6kmも走ると田んぼの真ん中。空に見える鳥みたいなものは飛行機。この先に出雲空港に向けて着陸態勢中。この辺りは田植後の5月ぐらいに走ると気持ちいい。
佐陀川沿いに来たら反対側の裏道へ。ウン のどか。
古浦の集落に入りました。島根の漁村の屋根瓦は赤みがかってます。石州瓦っていうやつですかね。青い空に映えます。
集落を抜けたら景色がパーっと開けて古浦の海水浴場。自転車で来たのは2年ぶりかな。冬の日本海は荒れてることが多いですが、今日は穏やか。
このままボーっとしたいところですが、ここは本日の折返し地点。さっそく3ヵ月前に開通した「市道古浦西長江線」に向かいます。
古浦西長江線「古浦西長江トンネル」を抜けて宍道湖畔へ
ここがしばらく工事して通り抜けできなかった「市道古浦西長江線」。本日唯一の坂らしい坂ですけど、どんなもんかと思ったら200mも無いぐらい。長かったら引き返そうかと思ったぜ。
「古浦西長江トンネル」の入り口が見えてきました。右手の側道「林道横手線」も走ってみたいところですが、工事でもう何年も通行止めらしいです。行ってみたいけど、島根に居る間に走りに行けると良いな。
まだ完成して3ヵ月の古浦西長江トンネル内部は交通量も少なく壁も真っ白。照明は少ないけど壁が白いこともあって明るい。トンネルの距離は1,206mもあるので空気がひんやり。
新しく買ったライトの雰囲気を見たくて、無駄に写真撮ってみたり。
トンネルを抜けて振り返ったところ。ついさっきまで日本海だったのに気づいたら山の中。
ここから一気に宍道湖に向けて直線的に下ります。プロが踏んだら100km/hぐらいでるかも。私はそろりそろり30km/hで降りていきます。
「古浦西長江線」は工事で未舗装区間があったので、途中で旧道に抜けてみました。先に少し見えるのは宍道湖。こんな感じの旧道サイクリングも大好き。
一畑電鉄の線路沿いまで下りもと来た方を振り返ったところ。一番高いのは朝日山。4年前ぐらいに朝日寺の駐車場まで自転車で登ってちょっとしたハイキングしたことあるんですが、楽しかった思い出が。もう1回行ってみたい。
宍道湖まで戻ってきました。湖畔の道路はけっこう走りづらいんですよね。自動車は60〜70km/hで走るし、路側帯は狭くてうねっているし。自転車ツーリズムを勧めたいならこの辺なんとかなりませんかね。
ここから寄り道しながら松江市街地方面に戻ります。
宍道湖の裏道経由で史跡探索しながら松江市街地へ
走りにくい宍道湖北道を避けて裏道へ。こんな感じの道が好物。
湖北道に戻り本日のもう一つの目的の史跡「北小原2号横穴墓」。ちょっと形が普通の古墳ではありませんね。近くで見てみます。
「北小原2号横穴墓」は平成12年頃の携帯基地局の整備中に偶然発見されたそうで、まわりを重機で削られています。基地局設置に影響無いことから、そのまま横穴墓部分だけ残されたので、こんな雰囲気になってしまった模様。特に看板も無いので地元の人も「あれ何なん?」ぐらいにしか思ってないかも知れません。
横穴墓部分は石で塞がれていますが、隙間から内部は撮影できるらしいです。でも、寝ている?方に申し訳なく感じて、今日は外側からだけ見学させてもらいました。お邪魔しました。
歴史のある土地はまだ見つかっていない貴重な史跡がたくさん出てくるんでしょう。令和の時代でもキトラ古墳みないな世紀の発見があると良いですね。
史跡散策の後は、そのまま「松江しんじ湖温泉駅」まで戻ってきたところ、無料の足湯が再開されてました。
12時頃に自宅近くに戻ってきました。島根県立美術館からしんじ湖温泉側を撮影。夕方に夕日を眺めに来る方が多い場所です。
昼間はこんな感じですが・・・、
空気の澄んだ風がない夜19時頃はこんな雰囲気。なだらかな湖面に光の柱が立ちます。
花粉で眼と鼻が殺られてしまいましたが初めて走るコース、初めて見る史跡。何より良い天気。
『なんて日だ!』と思いながら天気予報見たら数日後は雪。それが島根に住むサイクリストの宿命ってをヤツ。
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