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【AWS】EC2からLightsailにWordPressを引っ越し【Lightsail構築編】

先日弊サイトのWordpressをAWS「EC2」から「Lightsail」に移転しました。
以下の5工程に分けて記事にしていきます。本日は「1.LightsailでWordpressを新規構築」編。

  1. LightsailでWordpressを新規構築
  2. EC2の旧Wordpressをバックアップ
  3. Lightsailの新規Wordpressにデータを復元
  4. DNSを宛先をEC2からLightsailに書き換え (DNSもRoute53からLightsailに引越し)
  5. LightsailのWordpressをSSL化
本日の作業内容
  • Lightsail|Wordpress 新規インスタンスの作成
  • Lightsail|固定グローバルIPアドレスの取得
  • Lightsail|Wordpressのログインパスワードの確認
  • WordPress|基本設定など

これだけなら15分も掛からず作業可能です。

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Lightsail|Wordpress 新規インスタンスの作成

まずは引越し先の新規Wordpressを構築します。
LightsailでWordpressを開始してみよう!という方も参考にしてください。

インスタンスロケーションの選択

リージョン(地域)とアベイラビリティゾーン(データセンターの集合体みたいなもの)を選択します。
ここは「東京」と「ゾーンA」を選択しました。

インスタンスイメージの選択

OSとアプリケーションを選択します。「Linux+Wordpress」を選択します。
WPの初期バージョンは定期的にアップデートされているようです。

インスタンス名の登録

複数Lightsailを構築したときにわかりやすくするための名前です。ご自分で任意のインスタンス名を入力します。「キー」は設定不要です。複数のWPサイトを運用する人は後で請求の仕分けに使えるそうです。

サーバの起動を待つ

もう基本設定は終わり(早!)。まだ状態が「保留中」ですが、2−3分でサーバ起動してきます。

そんなに元気に朝の挨拶されても…て思ったAM3:00

サーバが起動完了すると「実行中」となる、インスタンス名も青文字に変わります。

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Lightsail|固定グローバルIPアドレスの取得

サーバは起動しましたがこのままでは再起動する度にグローバルIPアドレスが変わってしまいます。Wordpressサーバとして運用するため、IPアドレスを固定にするなど環境設定をしていきます。

静的IP(固定IP)の取得

画面上部のタブを「ネットワーキング」に移動し、「静的IPの作成」をクリック。

固定IPアドレスにするインスタンス名を選択(1個しかない)します。静的IPの指定の値は変更可能ですが、今日はこのまま進めます。複数IP、複数SVの運用でわかりやすくする場合は変更します。

保存したら「StaticIp-1」に「35.***.***.***」のパブリックIPが振られ、WPのインスタンスに紐付いたことが確認できます。

WordPressの動作確認

ブラウザで http://<さきほど取得した静的IP> にアクセスしてみます。
もう専用のWordpressのWebサイトがインターネット上に公開できている状態です。

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では、Wordpressを使えるようにするため、もう少し作業を進めます。

Lightsail|Wordpressのログインパスワードの確認

WordPress管理画面<http://IPアドレス/wp-admin/>にログインするためのパスワードを確認します。(パスワードはインスタンス作成時にランダム値が設定されています)

SSHでパスワードを確認する

インスタンスの接続メニューから「SSHを使用して接続」をクリック。

ターミナル画面が表示されるので次のコマンドを実行します。

cat bitnami_application_password

次に表示される文字列がWordpressのパスワードです。こちらをメモ(コピー)します。

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WordPress|基本設定

では早速Wordpressの管理画面にログインして、少しだけ設定してみます。

WordPress間画面にログイン

WordPress管理画面 <http://IPアドレス/wp-admin/> にアクセスし、ログインします。
・ユーザー名:user
・パスワード:<先程メモしたパスワード>

WordPressの日本語化

デフォルトが英語表記のため日本語設定にきりかえます。
Dashboard→Settings→General のメニューを開きます。

Site Languageを「日本語」、Timezoneを「UTC+9」にします。

日本語化できました。でも右下に[bitnami]

WordPressのサイトに常に表示されている「Bitnami」のロゴ気になりますね。

WordPressのBitnami ロゴを削除

最後に「Bitnami」ロゴをSSHからコマンドで削除しましょう。

まずは先程のパスワード確認と同じ手順でSSH接続し次のコマンドを実行します。

sudo /opt/bitnami/apps/wordpress/bnconfig --disable_banner 1

sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

ロゴ削除|sudo /opt/bitnami/apps/wordpress/bnconfig –disable_banner 1
Apache再起動|sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

これで右下のロゴが消えてスッキリしました。


きょうはここまで。簡単にLightsailでWordpressを構築できました。

次回|戦慄のWordpressの引っ越し 編

 EC2からの引越しを本格的に開始していきます。

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