11月6日で3年ぶりに開催された「ツールドフランスさいたまクリテリウム」にボランティアとして参加してきました。選手に近くで会える?レースは見られる?など気になりますよね。どんな感じだったか記録しておこうと思います。
今後の開催でボランティアに参加してみようかな?と悩む人の参考になれば幸いです。
ボランティアには様々な役割があり年度により運営方法も違いがあるようです。
あくまで2022年に参加した「私」が体験した主観記録です。
ツールドフランスさいたまにボランティアで参加するには?
公式ホームページでボランティア応募に関する情報が掲載されています。
ほとんどの方は「運営補助」での応募かと思います。通訳や医療関係の方は応募数が少ないでしょうから応募した時点でほぼ当選確定でしょう。
また午前、午後の半日参加で参加する方も各10数名いらっしゃいましたが、全日参加の方が参加枠が圧倒的に多そうです(そりゃそうだ)。
応募の当選結果は9月末にメールで届きます。見落とさないようにご注意ください!
メールにも記載ありますが、当選すると約1ヶ月前に事前説明会があり参加が必須です。
ツール・ド・フランス ボランティアの事前説明会
ツールドフランスのボランティア事前説明会はさいたま市大宮区役所で開催されます。大宮駅ら徒歩で10分ほどかかります。13時からということで腹ごしらえしてから説明会に臨みます。
説明会は途中休憩を挟みつつ、配布されたボランティアマニュアルに沿って、13時から16時とみっちり行われます。何を担当するかは当日指示があるため、この日は全体の概要説明が主な内容です。
ボランティアの運営管理には東京オリンピックやラグビーW杯のボランティアを運営している団体も噛んでいるようで、マニュアル含めしっかりした構成の説明会でした。
またボランティアの一体感?グループ感を醸し出すためか、数名に別れたグループワークもありました。「自己紹介+最近のグッドニュース」とか「自分を漢字一文字で表すと」を話し合います。
グループワークはさいたまクリテリウムとは関係ないですが、ボランティア仲間を作ったり、どんな思いで参加しているかなど知ることで、気分を盛り上げ(当日の参加率を下げないため)的な意味合い何だろうと、勝手に想像。
極端な人見知りの方はこのグループワークはちょっとダメかも(笑)。私も人見知りですが、いい大人なので適度に周囲に話を合わせて乗り切りました。
説明会では「天気悪くても当日ちゃんと来てくださいね」の強めの念押し(※)。無償ボランティアですから、参加率など気候で左右されるのでしょうね。
※当日急遽不参加になっても連絡などは一切不要とのこと。ブッチしても良いわけです。
ツールドフランスさいたまの当日のボランティア活動とは?
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2022 当日は晴天と良い天気。集合は朝8時のため早起き(平日通りの時間)で行動開始です。
通訳、医療関係以外のボランティア参加者は当日に班分けと担当作業の指示があります。
1 | 街なかクリーンアップ(さいたまスーパーアリーナ周辺) | ゴミ拾い |
2 | 街なかクリーンアップ(スタート・フィニッシュエリア) | ゴミ拾い |
3 | 臨時駐輪場スタッフ | 駐輪場内の案内 |
4 | インフォメーションサポート | 埼玉新聞の号外配り |
5 | アリーナ観覧席ナビ | 埼玉新聞の号外配り アリーナ内の案内と掃除 |
6 | アンケートスタッフ | 粗品を配りアンケートをお願い |
1〜5は各班が順番にローテーション。6は専属です。私の班は2・3・4・5を担当することになっており、ずーと何かをしているわけではなく、1時間活動したら1時間休憩といった感じで、実働は5時間、休憩5時間でした。
受付〜班分けで各班のリーダーからオリエンテーションを1時間ほど受け、そこでタイムテーブルと何をするか記載した用紙が一枚ずつ配られ、そこに大雑把な指示が書かれています。これが当日やることを把握する全てです。私の班はリーダーからの詳しい指示もなかった(※)ため、「なんとなく理解して、行動する!」物凄くあやふやな感じでした。
※リーダーは自ら来た人ではなく、どこかから派遣(協賛企業?)されて来ている方のようで、ボランティアのやる気も、当日の活動の理解も薄い方でした。ここはちょっと残念ポイント。
特に細かい作業指示があるわけでもないので、紙を見て実際にやったことを次にレポートしていきます。
街なかクリーンアップ
要するに観戦エリアの歩道のゴミ拾いです。軍手とゴミ袋を持ってレース会場エリアをウロウロします。
私はレース終了後のクリーンアップ作業でした。さいたま新都心はキレイな街でして、ほとんどゴミは落ちておらず、既にお客さんも居ないため、あまりすること無かったです。
エリアに寄っては応援で配られていた?空気を入れて叩くグッツが結構捨てられていたようで、仕事はあったみたいです。
臨時駐輪場スタッフ
当日は公園が臨時駐輪場として利用されます。入口付近で「臨時駐輪場はこちら」とか「鍵の閉め忘れご注意ください』と声掛けをしたり、自転車を少し整理したりするのが仕事です。
警備会社のスタッフの方など、ボランティア以外のスタッフも居ました。縦割りでそれぞれの役割を把握していなかったりするチグハグもあるのですが、まぁ暇な仕事でした。
あまりに暇だったため、一生懸命に「声がけ」をしちゃいました。普段は家や仕事で声を張ることも無いので、ストレス発散も兼ね、思う存分「声」を出させていただきました(笑)
インフォメーションサポート|アリーナ観覧席ナビ
この仕事は班の中でも多少の仕事の違いがありますが、私が担当したのは埼玉新聞の号外配り。
さいたまスーパーアリーナ外の「けやきひろば」とアリーナ内の入場エリアで配布を担当しました。これはただ「埼玉新聞の号外お配りしてまーす!どうぞー」といって新聞を配るだけ。
正直何も考える必要もないため、無心で配ります。人も多いのでスグに配り終わり、追加をもらって配る。ただその繰り返し。かなり地味ですが、ある意味一番気楽な作業。
強いて言えば、さいたまスーパーアリーナでガンズ・アンド・ローゼズのライブやフードイベントもあったため、コアな自転車ファン、ゴリゴリなロックファン、普通に食事に来たイベント参加者などが入り乱れている中で新聞を配るカオスな感じが楽しかったです。
ツールドフランスさいたま|ボランティアの感想
選手に会えたのか?
ボランティアはレースに直接携わることはありません。あくまで周囲でお手伝いするだけなので、選手に会える可能性は低いです。本当に運が良ければ会えるかも?という程度です。
唯一会えたのは「悪魔おじさんと悪魔娘」。何度か目撃しました。
10時頃から一日中会場をウロウロしているので、来たら必ず会えます!
ボランティアに来ているのはどんな人?
自転車好きな方が多い印象ですが、純粋にボランティア活動好きという方も多かったです。
年齢層は30代後半〜60代後半が多いですが、高校生や20代の方も何名かいらっしゃいました。
ボランティアの皆さんはさいたま市に住んでる方が多そうでしたが、中には神奈川県の西部の方から前日泊まりでボランティアに来た方もいらっしゃいました(すごい!)。
様々な理由、目的で皆さん来られていいます。
レースは見られる?
レースはほとんど見られません。特にボランティアだから特別なエリアに入れるって訳でもないですしね。あくまで雰囲気を近くで味わう感じです。
休憩中に近寄ってみましたが、離れた位置からしか見られませんでした。隙間からレース中の選手のヘルメットが見られたぐらいです。
ただちょうどさいたまスーパーアリーナ内で活動しているときに、チーム別にステージ上がって選手紹介しているセレモニーがあり、背中側だったためほとんど見られませんが会場の音でほんのちょっとテンション上がりました。
ちなみにクリテリウムレースのゴールはボランティアセンターで休憩中に、スマホからYoutubeで観戦していました(笑
ボランティアは楽しい?簡単?
それほど高度なことも求められておらず、比較的緩いボランティア活動なため、誰でもできる簡単な仕事と思います。ただ休憩は多いとは言え「拘束時間が10時間と長いこと」「広い会場歩き回ること」「立ったまま活動すること」が付いて回るため、地味に疲れました。疲労が抜けるのに1週間はかかります。地味に会場が広いため、休憩のたびに活動エリアとボランティアセンターを行き来するため相当歩きます。1万8千歩は歩きました。身体は結構ボロボロに。
ただし細かい作業指示がないため楽をしようと思えば、いくらでも緩くできます。むしろ自分で考えて行動するぐらいで、ボランティア活動を楽しむのが良いかもしれません。
あと無償ボランティアですから活動は一銭もいただけません。唯一いただけるのはこちらのボランティアウェア。
例年はウインドブレーカーだったようですが、2022年はジャージ素材でした。春先のサイクリングで使えそう。
以上 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2022のボランティア活動記でした。
なんでボランティアをやったのか?と聞かれたら、大きなイベント運営で「考えの違う人達を、どうまとめて、動機づけして、行動させるのか」が気になり、体験してみたかったから。
そういう意味では、事前説明会のオリエンテーションでのグループワークの位置づけ、当日の班リーダーへの教育の重要性など、良い勉強になりました。
ただ「最高な経験できました!」とか言えたら良かったのですが、そこまで楽しくもなく、身体は結構シンドかったので、
来年もやる?と聞かれたら、「・・・微妙!」
正直すごく悩むなぁ。やるかもしれないし、やらないかもしれない。観客として行こうかな?
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