今日はAWS認定資格の管理アカウントを個人メールアドレスに変更する手続きをご紹介します。厳密にはメールアドレスの変更というより、別のアカウントに紐付けを変更するイメージが近いかも。
基本的にWeb申請で変更手続きは完結するようなのですが、私は前職企業がAPNパートナーだったこともありWeb申請後に英語でのやり取りが発生し、手続き完了までに2時間ほど掛かりました。退職日の数日前に余裕を持って終わらせておくことをオススメします。
転職後でも手続きはできそうですが、旧アカウント(前職企業)のメールが受信できない状態ですと、何かあった際は不安です。そういった点で早めにやっておいた方が安心です。
旧アカウントで現在の取得済み認定資格を確認しておく
- 念のため先に旧アカウントの情報を、AWS認定のサイトから確認しておきます。
Link AWS 認定サイト https://www.aws.training/certification/
- 前職企業はAPNパートナーのため、APNパートナーの方はこちらからサインイン
- 試験履歴 から過去の試験結果の履歴をメモ
- 取得済み認定 から認定資格の確認&証明書をダウンロードしておく
- 特典 からクーポンコード等の特定をメモ
試験申込中の方は 試験登録 の内容も確認しておいてください。
移管先のAmazon.co.jpの新アカウントを作成しておく
私は普段のAmazon.co.jpで利用している個人メールアドレス(@gmai.com)を新アカウントに利用したため、特に新規でアカウントは作成しておりません。
買い物で使っているアカウントと分けたい方は新しくメールアドレスを用意し、Amazon.co.jpのアカウントを作成しておきましょう。
では、ここからが本番の変更作業です。
AWSに個人メールアドレスに紐付けを変更するWeb申請
- AWSのWeb窓口(Contact AWS Training and Certification)にアクセス
Link AWS 問い合わせ窓口 https://support.aws.amazon.com/#/contacts/aws-training
- 個人情報(Contact information)を入力。もちろん英語で。
- Account Assistant – Account Merge を選択し、Use Case(理由)、マージする元のアカウント、マージする先のアカウントを記載
- 英文メールのやりとり「会社辞めるまでマージできへんで?」
これは状況次第かもしれませんが、私のときはAWSのサポート担当者から英語のメールで「APNパートナーアカウントだから、勝手にマージしたらアカンねん。辞めてから申請しーや(意訳)」と連絡がきました。そのためこちらから改めて「会社辞めんねん。このメールアドレスも明日までや」と中学英語を返したら、そのまま申請通りました。
- 英文メールのやりとり「ほなマージすんで。アカウント間違ってへんか確認してーや」
再びAWSのサポート担当者から英文メールがきました。
マージするアカウント元と先が間違っていないかを確認して返信してや!
Account #1
Login email: (個人メアド)@gmail.com
Training notification email: (個人メアド)@gmail.com
Certification notification email: (個人メアド)@gmail.com
Account #2
Login email: (前職会社メアド)@xxxx.co.jp
Training notification email: (前職会社メアド)@xxxx.co.jp
Certification notification email: (前職会社メアド)@xxxx.co.jp
でオタクはAccount#1に統合するでええんやな?
間違ってなければ、こちらから「Confirmed. Please merge to Account #1」と返信すると、1時間ほどして、AWSから返信が。
I have successfully merged all accounts
どうやら個人メールアドレスのアカウントにマージ完了したようです。
AWS認定資格が個人メールアドレスに変更されたか確認する
- AWS認定サイトにアクセスする
Link AWS 認定サイト https://www.aws.training/certification/
- 左側のAmazonアカウントでサインインする
- AWS認定 アカウントに移動 をクリック
あとは最初にメモした「試験履歴」「取得済み認定」「特典」などが、マージ先の個人メールアドレスのアカウントに反映されていることを確認ます。
APNパートナー企業で資格取得した場合、資格取得者数など企業毎にカウントされている関係などあって、従業員が勝手にアカウント変更されるのをAWS側でも一旦止めるオペーレーションなのかも知れません。確認が入った際は「もう辞めるからすぐ変更して!」で返事をすれば特段問題ないようです。正直なところ1ヶ月以上前に手続きしたのですが、AWS・前職企業から確認は入らず切り替えが完了しました。
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