自宅のソフトバンク光回線ですが、平日夕方から深夜に掛けてインターネットの通信速度が極端に遅い。我が家は集合マンションのVDSL(電話回線+光)方式のため速度低下は顕著で夜は2Mbps程度しか出なくなってきました。インターネット高速化を目的に自宅の機器と設定を見直し、再び「IPv6 IPoE」でストレスフリーな環境を目指します!
でも、ソフトバンク光BBユニットの無線アクセスポイント機能は腹が立つぐらいに性能が悪い!
そんな点を改善するため、今回は以前Wi-Fi不調とシンプルに邪魔な理由で取り外していた光BBユニットに無線アクセスポイントを別途追加し、「VDSL装置+光BBユニット+無線アクセスポイント」の3台構成でIPv6環境を作ります。
ソフトバンク光でIPv4からIPv6に契約を切り替えるのは無料ですが、手続きがいくつかあるので順番に説明していきます。(無料というのはBBユニットを既にレンタルしている人は料金変わらずという意味)
IPv6って何?という人はこの辺↓を参考に
ソフトバンク光をIPv6 IPoEを利用するには
ソフトバンク光のIPv6サービスは特殊で「BBユニットが必須」。市販ルーターだけでは実現できませんのでご注意ください。(この辺はソフトバンクらしい商売のやり口)
ソフトバンク光BBユニットをE-WMTA2.2/2.3/2.4に交換
ソフトバンク光で「IPv6 IPoE」を利用するには光BBユニットの種類が「E-WMTA2.2/2.3/2.4」となっている必要があります。E-WMTA2.1/2.2を利用中の方は無料で2.3/2.4に交換手続き可能です。手続きは↓を参考にどうぞ。
IPv6高速ハイブリッド |IPv6 IPoE+IPv4に申し込む
次はインターネット回線を「IPv6」に接続方式の変更手続きを行います。こちらも無料。↓のリンクからMy Softbankにログインしてサクッと申し込み完了です。
光BBユニットのIPv6設定を有効にする
最初から有効になっているかも知れませんが、念のため確認しましょう。
細かい部分は↓のソフトバンクのサポート情報をご覧下さい。
IPv6で接続できているか確認する
ソフトバンクのホームページでIPv6で接続ができているか確認が可能です。
Link IPv6接続確認ページ|Yahoo! BB ADSL|ADSL・光・ブロードバンド|SoftBank
ここで1つ目の目的を達成しました。
通信速度の改善成果
IPv4接続の昼間は25Mbps。夜間は3Mbps程度まで速度低下していました。
IPv6接続で夜間に測定したところ、52Mbpsと大幅改善!
では、光BBユニットのダメダメなWi-Fi機能を停止させ、Wi-Fiは別のアクセスポイントを利用します。無線アクセスポイントは無線ルータとして使っていたTp-Link Deco M3 こちらを活用します。
BBユニットのWi-Fiを停止し、無線アクセスポイントを追加する
「BBユニットのWi-Fiを停止し、無線アクセスポイントを追加する」と書いていますが、実際は逆の順番で行いました。(自宅に有線LANポートを持ったPCが無いため、間違ってBBユニットに接続できなくなら、復旧作業が面倒なので)
無線ルータ「Deco M3」のルーター機能を停止し、無線アクセスポイント化
光BBユニットがルーターとして動いているため、無線ルーターの「Deco M3」のルーター機能を停止してあげます。こちらは専用のアプリから実行し「動作モード」を「ルーター」から「ブリッジモード」に変更します。
これでDeco M3はルーター機能が停止し、シンプルな無線アクセスポイントとして利用できます。
BBユニットの無線LAN機能の停止
敢えて無線機能を止めなくても良いのですが、BBユニットの無線は停止させます。
BBユニットの無線は「遅い、不安定、iPhone/iPadのストリーミングが頻繁に止まる」とかなり困らされてきたので、ここは敢えて止めます。(以前から使っているデバイスはこっちのSSIDも登録されているので間違ってつながってしまうことを防ぐため)
これで全ての作業が完了です。
我が家のルータ周りですがこんな遷移をたどっています。
最初|VDSL+ホームゲートウェイ+BBユニット
「ホームゲートウェイ」は電話を使うのに必要。でもゴチャゴチャして嫌だった。
配線スッキリ化|VDSL+WI-Fiルータ
固定電話を外しホームゲートウェイを撤去。不調のBBユニットと市販ルータと置き換えて配線をスッキリ。
今回(IPv6)|VDSL+BBユニット(無線停止)+無線アクセスポイント
こんな感じになりました。機器が増えましたが、やむ無し。
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