先日、義父から連絡あって「1ヶ月前からパソコンが使えない!」と連絡がありました。どうやら電源を入れるとパスワード入力前の画面で止まっている様子。70近い義父にあれこれ試してもらうのは難しいため電話での復旧は断念し、パソコンを送ってもらいこちらで復旧することにしました。
パソコンの状態
届いたパソコンを起動するとサインイン前の画面までは順調にきますが、サインインしようと何かキーを押すとパスワード入力画面まで進みません。モヤっとした画面で止まったままです。
ちなみに右下の電源アイコンから「シャットダウン」を選択しても反応なし。電撃ボタン長押しで強制シャットダウンします。
復旧方法を考える
サインイン前の状態で発生するため「OSのサービスの不具合」「更新プログラムの適用失敗」の可能性が高そう。使用頻度も低くアプリもインストールしていないという話なので、まずは最後に適用した「更新プログラム」の削除を試みます。
とは言えサインインできれば「設定」メニューから更新プログラムの削除行えますが、今回はサインインできない状態です。ここからできることを考えてみます。
操作が効かない状態から更新プログラムを削除する
サインイン画面でShiftキーを押しなら再起動することで「自動修復」モードに移ることもできますが、今回はフリーズしてそれすらも動作しません。しかもUEFIモードで高速起動を使っているため、OS起動途中のキーボード操作も効きません。
こういう時はちょっと粗い方法で「自動修復」モードに入ります。
自動修復モードに入る方法
Shiftキー+再起動が不可能な場合の方法です。
手荒な自動修復モードの入り方
電源をONしてメーカーロゴが出てOSが起動するまでの「くるくる」回っている間に、電源ボタンを長押しで強制終了。これを2-3回繰り返します。
↓の画面が出てきたら成功です。「詳細オプション」を開きます。
更新プログラムを削除する
この先は選択するボタンが多数出てきます。間違えるた場合は最初の強制電源OFFから再度トライしてください。
では更新プログラムを削除するメニューを探してみます。
更新プログラムの削除手順
1. 「トラブルシューティング」を選択
2. 「詳細オプション」を選択
3. ようやく目的のメニュー「更新プログラムのアンインストール」が出てきました
4. 「品質更新プログラム」or 「機能更新プログラム」のどちらか選択します。※画面撮り漏れ
品質更新プログラムは月例のアップデート、機能更新プログラムは半年ごとのメジャーアップデートのことです。
5. 「品質更新プログラム」のアンインストールを待ちます。
アンインストールが完了しました。改めてOSを起動してみます。
果たしてWindows10は正常起動するのか?
OS起動して、無事サインインもできました!
という訳で今回は「更新プログラム」のインストールの失敗が原因だったようです。
たぶん、「更新プログラムをインストールしてシャットダウン」したときにバッテリ切れたとかそんなのが原因かも知れません。
最終的に機能更新プログラムも「20H02」の最新版をインストールし、パソコンを義父に返却しました。
以上、ログイン時のフリーズで使えなくなったパソコンを復旧した話でございました。
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