noteから転載 2017年の記事
先日テレビで見た藤原京跡(ふじわらきゅうせき)が気になり、ネットで軽く調べたところ「何もない」「時間の無駄」「がっかりスポット」といったマイナス評価ばかりが並んでいます。そう言われると…余計に見に行きたくなってきてウズウズしてきました。コレは実物を確かめに行かねば!っとそんな感じで奈良まで1年ぶりに自転車で行ってきました。
出発準備
当日は夕方に予定があった為、5時出発〜15時帰着の想定で4時に目覚ましをセット。しかしながら起床は5時半過ぎ。出発直前には念のため天気予報アプリを確認。帰りの淀川が向かい風予報で安定の死亡フラグが立ってます。私の自転車旅は自走を基本にしていますが、この日は一度も使ったことのない謎なサンワサプライ製の輪行バックを保険のつもりでサドルバッグに入れてみました。これが後々に騒動を呼び起こします。自宅出発は6時半でした。
奈良までの道程
この日もいつも通りあまり細かい経路は考えずに一路、藤原京跡を目指します。
前回の奈良探訪は竹内街道の峠越えでしたが、今日は寝坊もあって坂無し大和川沿いを柏原→王寺に抜けるルートを選択。後はGooglemapを見ながら道沿いの良さそうな古墳を見つけながら走ることとしました。
要するに目的地の藤原京跡以外は未定!ノープランサイクリング!安定の平常運転!
寄り道した巣山古墳と新木山古墳
最初はGooglemapで見つけた巣山古墳へ寄り道しました。ここは馬見丘陵公園として周辺が整備済みですが、公園内は自転車乗り入れ禁止(泣。仕方なくフェンスの隙間から見学。地図では綺麗な前方後円墳ですが、現場ではよくわかりませんでした。でも、まあまあ立派な古墳でオーラをまとってる(気がします)。
次は雑草の茂みが進入者を拒んでいるかのような新木山古墳。特に看板も無く、まるで野良?古墳のような佇まい。これはこれでおもしろい!
念願の藤原京跡
10時過ぎに目的の藤原京跡に到着。写真が全てを語っています。ええ、何もないだだの広場。周りもキャッチボールとか散歩してる人ぐらい。いたって静か。この静寂が悠久の時を感じさせてくれるました。
個人的には観光客で賑わっている平城京跡より気に入りました。また近くを通ったら寄りたいと思います。(オススメはしませんが)
ここで10時を過ぎて目的は果たしたのでもう帰ります。とりあえず奈良公園に向けて桜井→天理方面へ。ここで思わぬ史跡に出会うことができました。
超有名人のお墓?箸墓古墳、纏向遺跡
なんとなく北に進んでいたら、箸中という交差点に。箸中…??もしかして箸墓ってこの辺り?と思い、振り返ったらまさにココが箸墓古墳。テレビでも見たことある角度ですぐにわかりました。危うく通り過ぎるところだった。
箸墓古墳は卑弥呼の墓?という説がありますが実際はどうなんでしょうね。近くに纏向遺跡がある事を思い出し、寄ってみました。纏向石塚古墳と居館跡。
こちらの遺跡も大発見として一時期話題になった割に目立たない看板が一つ立ってるだけ。奥に見えるのはJR巻向駅。
纏向、箸墓が邪馬台国畿内説の根拠になってますよねー。いつか古代史最大のナゾ。邪馬台国の場所がわかる日が来るのでしょうか。
オマケの矢矧塚古墳
途中にも何個か古墳がありましたが、足を止めたのは道沿いの矢矧塚古墳。ほぼミカン?畑になってました。ウケる。この手の古墳も嫌いじゃない。
輪行トラブル。現金がない‼︎
途中休憩を挟みつつ奈良市街地を抜け、木津方面へ。そのまま木津川〜淀川に沿って帰宅するルートもありますが、せっかくなのでJR木津駅から初輪行を試してみることに。
なにせ初めての輪行でバッグへの収納に四苦八苦。横収納はサイズがギリギリで一瞬、輪行諦めかけましたが、なんとか15分ほど掛けて準備完了です。
駅に入り運賃表示を確認すると970円Σ(-᷅_-᷄๑)。なかなかイイ値段ですが、まぁ楽して帰れるので素直にお支払いしましょう。…と財布を確認したところ…430円しか入ってない!なんでーー⁉︎⁉︎
軽くパニックで3分ほどフリーズしました。途中のコンビニでの買い物は電子マネーで済ませており、紙幣が有るかまったく確認していなかったんですよね。トホホ…。
とりあえず手持ちは430円とクレジットカード。悩んだ結果、下記3案を思いつきました。
案2)430円で途中まで行く。
案3)コンビニに戻ってキャッシング。
どれもメンドくさいし嫌だなぁと思っていた時、わたくしの目の前に「みどりの窓口」。
クレジットカードで切符買えるやん!という訳で13時半の電車で無事帰宅と相成りました。危ない危ない。
ルートと走行ログ
距離は90キロ。帰宅は15時。比較的涼しい日でした。
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