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Power Automate Desktop でdatetimeをテキストに変換する

Power Automate Desktopで日時をテキストに変換する「datetimeをテキストに変換する」アクションについて、実際に出力されるテキストの値がわかりにくいのでまとめてみました。

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今日の日付をテキストに変換するアクション

例として実際にPCの日時を取得してテキストに変換してみます。

実際のアクションフローの例

アクション|現在の日時を取得します

アクション「現在の日時を取得します」の詳細を見てみます。

パラメータ「現在の日時」「現在の日付のみ」の違いを確認してみます。

パラメータ|現在の日付のみ

「現在の日付のみ」を選択した場合に取得できる値です。時間部分は00:00が返ります。

パラメータ|現在の日時

「現在の日時」を選択した場合は、システムの時刻も返ってきます。

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アクション|datetimeをテキストに変換します

では本題の「datetimeをテキストに変換します」のアクションを詳しく調べてみます。

テキスト形式は「標準」と「カスタム」が選択可能です。それぞれどんな値が返るのか実際に試してみました。

パラメータ|日付「標準形式」の詳細

短/長、完全/一般的の違いがいまいちわかりにくいですが、実際に返ってきた変数の値を見るとこんなルールでした。

形式変数の値補足
短い日付形式2021/07/20スラッシュ区切り
長い日付形式2021年7月20日年月日表記
短い時刻形式14:01時分まで
長い時刻形式14:02:16時分秒
完全なdatetime(短い時刻形式)2021年7月20日 14:02年月日で時分まで
完全なdatetime(長い時刻形式)2021年7月20日 14:02:43年月日で時分秒まで
一般的なdatetime(短い時刻形式)2021/07/20 14:02スラッシュ区切り時分まで
一般的なdatetime(長い時刻形式)2021/07/20 14:02:43スラッシュ区切り時分秒まで
並べ替え可能なdatetime2021-07-20T14:02:43日付時刻をTで繋ぐ

パラメータ|日付「カスタム形式」の詳細

カスタムなので好きなように設定できますが、よく使いそうな表記をいくつか調べてみました。

形式返り値補足
d2021/07/20標準の[短い日付形式]と同じ
D2021年7月20日標準の[長い日付形式]と同じ
yyyy2021西暦年4桁
MM07月の2桁
dd20日付2桁
ddd曜日1文字
dddd火曜日曜日フル表記
HH14時間(hour)2桁
mm02分(minute)2桁
これは一例で他にも色々あります。

大文字小文字で結果が変わるので注意しましょう。

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カスタム形式を自分なりにカスタムしてみる

上の表を参考にカスタム形式で色々組み合わせを作ってみます。

年月日の区切りを無くす表記|yyyyMMdd

テキスト形式で表記するときによく使う、年月日の区切りを無くした表記です。
2001年1月1日を「20010101」と表したい場合、

yyyyMMdd

月の部分を大文字MMにしてください。

年月日+日付を区切り無しで表す場合|yyyyMMddHHmm

↑の後に時刻を追加する表記です。
2001年1月1日10時15分を「200101011015」と表したい場合は、

yyyyMMddHHmm

こうなります。

年月日をハイフン区切りで表す場合|yyyy-mm-dd

年月日をスラッシュや日本語でなくハイフン(-)で表記する場合は、

yyyy-MM-dd

となります。

その他のサンプル

他にもこんな表記が可能です。

yyyy-MM-dd HH:mm → 2021-07-20 14:02
yyyy-MM-ddTHH:mm  → 2021-07-19T14:46

Power Automate Desktopで昨日の日付を取得する

おまけでPower Automate で「昨日」の日付を取得する方法を解説します。

「加算する日時」のアクションを使います。

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アクション|加算する日時で「昨日」を表す場合

アクション「加算する日時」で今日の日付を「-1」を加算することで表現できます。

「現在の日時」で取得した変数%CurrentDateTime%単位で-1加算しています。

明日を取得する場合は「」加算すればOKです。


Power Automate Desktopはプログラミング知識不要!ノーコードでRPA!となっていますが、型変換などプログラムやExcelの関数に触れたことがない人は、慣れるまでが大変かも。

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